2016年8月14日日曜日

子犬の『ギャン鳴き』考察②


では、具体的に『ギャン鳴き』に対処するいくつかの方法を見てみましょう。

① 無視する

いわゆる『要求吠え』に対するしつけとして、
本やネットで1番見掛けたり、ブリーダーさんや、
ペットショップの店員さんからアドバイスされたりすることではないでしょうか?

私も最初、ゴン太の凄まじいギャン鳴きにビビってしまい、
思わず販売元の店員さんに電話を架けたところ、
『無視する』を徹底するように言われました。

要するに、『可愛い子犬ちゃんの言いなりにはならないぞ!』ということで、
今後も見据えて、毅然とした態度で臨むということなのですが

、実際試してみてどうだったのか。

結論から言いますと、半分正解でした。これについては後述します。

②抱っこして慰める

ゴン太を迎えたときに、5冊程度の育犬書を購入して読みました。
その中で、『抱っこして慰めてあげる』
と書いてあったのは一冊だけだったと思います。

しかし、心情的には皆さんこれを1番子犬ちゃんたちに
してあげたいことではないでしょうか?
果たして子犬ちゃんは安心して鳴き止んでくれるのでしょうか?

③ 叱る

知らない場所に来たばかりのプルプルしている子犬に、
これをしたいと思う人はまずいないと思うんです。
というか、叱ったところで子犬ちゃんに理解できるのか?

ただ、結果的に思い詰めて、怒ってしまったという人はいるかもしれません。
効果はどうでしょうか?

④モーツァルトを聞かせる

交感神経を鎮めて副交感神経を優位にする音楽
の代表と言えばモーツァルトでしょう。

野菜や牛にまで聞かせるという話です。
子犬に対してもなんらかの効果はあるかもしれません。

⑤アロマを焚く

これに関しては実際に犬用のアロマオイル、スプレーなどが売っています。
あくまでも犬用でないと、
中には犬の身体に毒になるようなアロマもあるので、注意が必要です。

⑥耳栓をする

犬にじゃなくて自分にですよ。

⑦一緒に鳴く(泣く)

これはもう万策尽きて、最後の手段としてどうしようもなくなった時に使います。
ストレスホルモンのコルチゾールの値が下がって、一時的にではありますが、
飼い主の気持ちの面では有効な方法かなと思われます。

ただ、これで子犬が鳴き止むかは未知数です。

と、まぁ、だいたいこんなところでしょうか。

ほとんどの飼い主様は①か②の間で揺れ動くのではないでしょうか。

実は私は最終的に①~⑥をすべてやりました。
(かろうじて⑦は選択から外れた)。

まず、最初に選んだのは最も一般的な方法である①です。

とにかく、最初の1週間はケージから出さない、目も合わさない
ことを徹底すればその後はだんだん落ち着いてくる、という話でした。

しかし、4、5日はその方法で頑張ってみたものの、
全く状況は変わりませんでした。

ゴン太は私の姿を見れば、
相変わらずケージから出せと泣き叫ぶばかりです。
(特に酷いのが夕方~食後)。

その度に大半を家で過ごす私は、心臓か胃がギュっとなります。

しかもここで、ひとつの不安がよぎりました。



もしこの方法で、鳴き止んだところで、



子犬の性格が歪んでしまったら、どうしよう…?




ただ無視するだけでホントにいいのか?




迷った挙句、ひとつの方針を決めました。


大げさかもしれませんが、家族として迎え入れた以上、
たとえ間違ったしつけをしてしまって、
わがまま犬になってしまったとしても受け入れよう。


・・・まぁ、肚を括るということですね。


こうして、1日1、2回はケージから出して抱っこしてあげたり、
遊んであげることにしました。

もちろん、本やサイトには1日短い時間、
子犬と遊んであげましょうと書いてあったりもします。

ただ、それはまだ鳴きまくって
興奮している子犬に対しても同じことをしていいのか?

その時点で正解が解りません…。



そして結果はどうなったでしょうか?




つづく。












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