具体的な方法やアイテムを見ていきました。
最終回の今回は、ゴン太は結局どうしてトイレに失敗しなくなったのか?
を考えていきます。
そもそもの飼い主側のゴール設定は、以前の記事にも書いたように、
いついかなる時もケージ内に戻って、トレーの上で用を足すお利口さん
です。
一方、それに対してキレイ好きの柴犬ゴン太は、
最初はサークル内のトイレで出来ていたものの、
室内で、テリトリーが広がったことによって、
寝床の近くでシッコなんかできるか!外に出せ!
ということを主張するようになってしまいました。
…ど~したもんじゃろの~…。
これはしつけでどうにかなるものなのか?
なるだろうと思っていた私は、
ゴン太を外に出して遊んであげているとき、
トイレの前兆行動が見られた瞬間、
サークル内のトイレ目掛けて、ズシャァァっと押し込むように
ゴン太を誘導する、を繰り返していました。
しかし、ウンチはともかく、すばやいオシッコは後半半分くらいしか
トイレトレーの上に出させることが出来ず、
いつも後ろには、オシッコの軌跡が描かれていました。
何より、ゴン太が自らサークル内のトイレに向かう、
という気配がいつまで経っても、
まるで起きませんでした。
うーむ。。。とすっかり困り果てていたところ、
たまたまゴン太のサークルを一時的に、
別の部屋に移さないといけない事情が出来たのです。
そこは普段、別のものがでかでかと置いてある部屋で、
そこで遊ばせるにはかなりスペース的な余裕がありませんでしたが、
しばらくの間なので、仕方ありません。
狭い部屋の中で大きなトイレトレーをいちいちケージから出して
掃除するのも面倒臭かったので、
何気なく、トイレシートのみをぺらっと外に1枚出して置いておいたのです。
そして、ゴン太をケージの外に出して遊ばせていると…
…なんということでしょう…。
その時はついにやってきました。
ぺらっと敷いた1枚のトイレシートの上で、
臭いを嗅ぎながらくるくる回り始めたではありませんか~!!
そして、めでたくその場で、
おしっこジャーーー。
終了。
なななななんでぇぇーーー!?
…恐らく推測ですが、
ゴン太はとっくにトイレシートの上でオシッコをすることなど、
覚えていたのです。
今まで出来なかったのは単に、
そう、ケージ内でやりたくなかっただけ。
恐るべし、柴犬の潔癖根性。
こうして、私は譲歩する形で、
ゴン太をお外に出しているときは、
常にトイレシーツをお外に敷いて置くということにしました。
また、元のお部屋に戻った時にも同じようにすると、
ゴン太は常に、おトイレシートの上で用を足せるワンコになったのです。
ただ、もうケージの中では絶対しないと決めているらしいので、
一応中に入れておいたトイレトレーを、思い切って、
ケージからやや距離を置いた場所に出してみることにしました。
すると、ゴン太はちゃんとトイレトレーの上でも、
しっかり用を足すことが出来たのです。
3週間に及んだ長い戦いは、
こうして終わりました。
…ここまで色々長々と書いてまいりましたが、
まとめますと、
要は、飼い主の要求とワンちゃんの要求が、大きくズレていると、
訓練がなかなか入らない、ということだと思いました。
私はたまたま一時的に環境を変える、
という必要性のおかげで気が付きましたが、
何か月もトイレのしつけが上手くいかない!
という飼い主さんは、
もしかしたら何か意外なことを見落としている可能性が
あるかもしれません。
例えばゴン太のように、神経質であるとか、
トイレシーツの感触が気に入らないとか、
トイレトレーの設置場所に何か気になるものや、
音があるとか、段差が気になるとか・・・。
思い切って可能な範囲で、
色々変えてみると何か変わるかもしれません。
とにかく悩まないで、根気よく試していってみてください。
きっと出来るようになる!と思います。
新米飼い主様、がんばれ~~!!
では、また会いましょうー!
おしまい。
わりと神経質。 |
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