2016年9月9日金曜日

子犬の『基本的動作のしつけ』考察③マテ、ダメ実践編

前回の記事では、子犬の基本的動作である、

スワレ・フセのしつけ方法を紹介しました。

今回はそれよりちょっと難易度の高い、

『マテ』、『ダメ』を

柴犬ゴン太での実践例を踏まえながら、

お伝えしていこうと思います。

☆マテ!の方法

マテ、は1番イメージとしてあるのは、

ご飯の時にワンちゃんに食器の前で
させるというイメージですよね。

しかし、それよりも、

オモチャやおやつに喜んで興奮して
飛び付こうとした時や、

その場から動いて欲しくない時など
色々な場面に使えます。

基本的には、まず、スワレをさせた状態の後に行います。

そして手のひらを子犬の前にビシッ!と出して、
マテ!と子犬に号令をかけます。

そして子犬の顔を見た状態のまま
後ろに2、3歩下がります。

そして、すぐに子犬のもとに戻って、
おやつをあげて褒めます。

コツは、最初のうちは
子犬の我慢がきかないので、

早めのスピードで行う、ということです。

それと、子犬とは、目を合わせたまま行って下さい。

そうするとこちらの意志が伝わりやすいと思います。

子犬が束の間、キョトンとしている間が勝負です。

最初は子犬が付いて来てしまったり
上手くいないかもしれませんが、

何度か繰り返していくうちに
距離も時間も延ばしていけると思います。

毎日ちょっとずつ訓練してみてくださいね。

…あと、今さらっと書きましたが、
『子犬と目を合わせる』ことは、
色々なしつけにおいて、かなり重要だったりします。

ゴン太は元々、人の顔を良く見る子だったので、
この辺の苦労はあまりありませんでしたが、

そうじゃない子も結構いると思います。

その場合は、いかにこちらに子犬の目を向けさせるか、
ということも課題になってくると思います。

そのために、最初は音が鳴るようなおもちゃを
飼い主様の顔の近くに持ってきたりして、
注意を引かせたりすることも良いかもしれません。

色々な方法を試してみてくださいね。


では、続いて、

☆ダメ!の方法

これは、上記の『マテ!』と通じるものがあります。

両方ともワンちゃんを制止したいときに使うわけですが、

マテ、よりもさらに何かよろしくない行動や、
緊急性や、危険性があるような行動に出たときに時に使います。

例えば、テーブルに足を掛けたり、人に甘噛み行為をしたり、
飛び掛かったり、拾い食いをしそうになったり
…と場面は多岐に亘りますが、

ワンちゃんや、人の安全を守るためにも、
しっかり教えていきましょう。

ただ、こちらは教え方は、
いたってシンプルです。

怖い顔をして、冷たく低い声で、
『ダメ!』とハッキリ言い放つのです。

この時もなるべく、ワンちゃんの目を見て
真剣に言ってください。


これだけです。


これだけなのですが、真剣に伝えるという事が、
ワンちゃんには何より効き目があるのです。

だめーー!!!と高い声で、騒ぐようにいったり、
◯◯ちゃん、だめよ~、と優しく言うようでは効きません。

むしろ興奮したりします。


あくまで冷静に、
しつこいようですが、真剣に言ってください。

それでも止めない場合は、
ビターアップルなどを一緒に使うのも効果的だと思います。

大きい音を出したりして、ビックリさせるのもアリかもしれません。
(余計興奮するようだったら避ける)。


皆さん、なるべくなら可愛い我が子を怒りたくないでしょうが、

そこは心を鬼にして、人と生活する上でのルールを
ワンちゃんには教えていきましょうね。


さて、次回は『ハナセ』、『ハウス』について、
お伝えしていきたいと思います。


ではまたー!


つづく。



怒るの?

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